ANA・JAL特典航空券の必要マイル数(2026年6月版) ——ANA全ゾーン/JAL代表路線一覧
TRAVEL · 調査基準日 2026-06-10 · 公式チャート照合済み
調査概要 —— 本記事の数値は、ANA・JAL両社の公式サイト掲載チャートを2026年6月10日に確認したものです。ANA分は当編集部が公式ページのチャートをプログラムで抽出し、収集データと全84項目を機械照合して一致を確認しました。必要マイル数は両社とも改定されることがあるため、発券前に必ず各社公式ページ(本文末の出典一覧)でご確認ください。
「ハワイまで何マイル必要?」——この単純な質問への答えが、2025年の両社改定でかなり複雑になりました。ネット上には改定前の古い数字が残ったままの記事が少なくありません。本記事は2026年6月時点の現行チャートを、制度の違いごと整理した保存版です。
先に押さえる「制度の違い」——ここを間違えると全部間違える
| ANA | JAL | |
|---|---|---|
| 国際線の方式 | シーズン制の固定チャート(L/R/H) | 変動制(基本マイル=最低値、空席状況で増加) |
| 国際線ファースト | シーズン制 | ファーストのみシーズン制(L/R/H固定) |
| 国内線の方式 | シーズン制の固定チャート | 変動制(基本マイル=最低値) |
| 片道発券 | 可(2025年6月24日以降解禁・往復の半分) | 可 |
| 予約開始 | 搭乗355日前(原則・公式要確認) | 搭乗360日前(原則・公式要確認) |
つまり——ANAは「表の数字どおり」、JALは「表の数字から(=最低値)」。JALの基本マイルを「この数字で必ず乗れる」と書いている記事は不正確です。
ANA国際線(日本発・往復)——2025年6月24日以降の予約・発券分
2025年6月24日の改定で一部ゾーン・クラスが引き上げられ、同時に片道発券が解禁されました(片道=往復の半分)。以下は改定後の現行チャートです。
エコノミー(Y)
| 日本発の行き先 | L | R | H |
|---|---|---|---|
| 韓国(Zone2) | 12,000 | 15,000 | 24,000 |
| アジア1: 中国・台湾・香港等(Zone3) | 17,000 | 20,000 | 30,000 |
| アジア2: 東南アジア・インド等(Zone4) | 30,000 | 35,000 | 50,000 |
| ハワイ(Zone5) | 35,000 | 40,000 | 65,000 |
| 北米(Zone6) | 40,000 | 50,000 | 72,000 |
| 欧州(Zone7) | 45,000 | 55,000 | 78,000 |
| オセアニア(Zone10) | 37,000 | 45,000 | 65,000 |
プレミアムエコノミー(PY)
| 日本発の行き先 | L | R | H |
|---|---|---|---|
| アジア1(Zone3) | 30,000 | 33,000 | 47,000 |
| アジア2(Zone4) | 46,000 | 51,000 | 71,000 |
| ハワイ(Zone5) | 53,000 | 58,000 | 88,000 |
| 北米(Zone6) | 62,000 | 72,000 | 101,000 |
| 欧州(Zone7) | 67,000 | 77,000 | 107,000 |
| オセアニア(Zone10) | 54,000 | 62,000 | 88,000 |
※韓国(Zone2)はPY設定なし。
ビジネス(C)
| 日本発の行き先 | L | R | H |
|---|---|---|---|
| 韓国(Zone2) | 36,000 | 41,000 | 50,000 |
| アジア1(Zone3) | 48,000 | 53,000 | 65,000 |
| アジア2(Zone4) | 80,000 | 85,000 | 95,000 |
| ハワイ(Zone5) | 80,000 | 85,000 | 135,000 |
| 北米(Zone6) | 100,000 | 105,000 | 165,000 |
| 欧州(Zone7) | 110,000 | 115,000 | 180,000 |
| オセアニア(Zone10) | 80,000 | 90,000 | 135,000 |
ファースト(F)
| 日本発の行き先 | L | R | H |
|---|---|---|---|
| アジア2(Zone4) | 115,000 | 120,000 | 171,000 |
| ハワイ(Zone5) | 120,000 | 140,000 | 240,000 |
| 北米(Zone6) | 150,000 | 170,000 | 300,000 |
| 欧州(Zone7) | 165,000 | 190,000 | 330,000 |
※韓国(Zone2)・アジア1(Zone3)・オセアニア(Zone10)はF設定なし。
読みどころ: ハイシーズンの引き上げ幅が大きく、たとえば北米ファーストはH往復300,000マイル。一方、L/Rシーズンのビジネス・ファーストは改定後も比較的現実的な水準に収まっており、「Hを避けてL/Rを狙う」価値が改定でさらに大きくなったと読めます。
ANA国内線(1区間・片道)——2024年10月27日以降の搭乗分
| 区間基本マイレージ | L | R | H |
|---|---|---|---|
| 0〜300マイル区間 | 6,000 | 6,500 | 9,000 |
| 301〜800マイル区間 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
| 801〜1,000マイル区間 | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
| 1,001〜2,000マイル区間 | 9,500 | 10,500 | 13,000 |
2区間利用は片道分を合算します(区間ごとにシーズン判定)。
注意が2つ:
- ANA国内線にプレミアムクラスの特典航空券は設定がありません。さらに2026年5月19日搭乗分から国内線特典航空券の取り扱いに変更があり、アップグレード関連の取り扱いも変わっています。「マイルで国内線プレミアムクラス」を前提にした古い情報にご注意ください。
- シーズンチャートの対象期間は変更されることがあるため、予約時に公式で要確認です。
JAL国内線(1区間・片道の基本マイル)——2025年6月10日発券分以降
JAL国内線は変動制です。下表は「基本マイル」=最低値で、空席状況により必要マイルが増えることがあります(特典航空券PLUS)。
| ゾーン | 普通席 | クラスJ | ファースト |
|---|---|---|---|
| A(短距離) | 4,500〜 | 5,500〜 | — |
| B | 5,500〜 | 6,500〜 | — |
| C | 6,500〜 | 7,500〜 | 14,500 |
| D | 7,500〜 | 9,000〜 | 18,000 |
| E | 8,500〜 | 10,000〜 | 20,000 |
| F | 9,500〜 | 11,500〜 | 22,000 |
| G(長距離) | 10,500〜 | 13,500〜 | 24,000 |
読みどころ: 2025年6月の改定で普通席・クラスJは引き上げられた一方、国内線ファーストクラスの基本マイルは据え置きでした。公式チャート上、国内線ファーストには普通席・クラスJのようなPLUS利用時マイル欄が設けられておらず、基本マイルで整理されています。普通席・クラスJが変動制であるため、相対的にファーストの見え方が良くなっています。
JAL国際線(日本発・片道の基本マイル)——2025年6月10日発券分以降
エコノミー/プレエコ/ビジネスは変動制(下表=基本マイル・最低値)。ファーストのみシーズン制(L/R/H固定・PLUS対象外)です。
| 日本発の行き先 | エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト(L/R/H) |
|---|---|---|---|---|
| ソウル | 7,500〜 | — | 18,000〜 | — |
| 上海 | 11,000〜 | 16,000〜 | 26,000〜 | 36,000/43,000/50,000 |
| 香港 | 11,000〜 | 16,000〜 | 26,000〜 | — |
| シンガポール | 13,000〜 | 25,000〜 | 40,000〜 | 67,500/75,000/82,500 |
| バンコク | 17,500〜 | 30,000〜 | 45,000〜 | 67,500/75,000/82,500 |
| ホノルル | 20,000〜 | 30,000〜 | 43,000〜 | 90,000/100,000/110,000 |
| シドニー | 23,000〜 | 31,000〜 | 45,000〜 | 90,000/97,500/105,000 |
| ニューヨーク | 27,000〜 | 40,000〜 | 55,000〜 | 110,000/125,000/140,000 |
| ロンドン | 27,000〜 | 40,000〜 | 57,000〜 | 110,000/125,000/140,000 |
※路線によりプレエコ・ファーストの設定がない場合があります。変動制のため、繁忙期や残席僅少時は基本マイルを大きく上回ることがあります。
間違えやすいポイント5つ(ここで損をしやすい)
- 「マイルだけで飛べる」は国内線まで —— 国際線特典航空券にはANA・JALとも燃油サーチャージ・諸税が別途かかる場合があります。路線と時期によっては数万円規模になるため、「無料」ではありません。
- JALの表の数字は「最低値」 —— 変動制なので、見た瞬間の空席状況で必要マイルは増えます。確実な数字は予約画面でのみ確定します。
- ANAの片道発券は2025年6月24日以降の新機能 —— 古い記事の「ANAは往復のみ」はもう正しくありません。
- 予約開始日は各社で差がある(ANA搭乗355日前/JAL搭乗360日前。いずれも原則で、最新は公式で必ず確認) —— 人気路線のファースト・ビジネスを狙うなら、この差が結果を分けることがあります。
- シーズンカレンダーは毎年変わる —— L/R/Hの該当日は年度ごとに設定されます。「去年はLだったから今年もL」とは限りません。
出典(すべて公式・2026年6月10日確認)
- ANA国際線特典航空券 シーズン・必要マイルチャート
- ANA国内線特典航空券 シーズン・必要マイルチャート
- ANA国際線特典航空券 必要マイル数の改定について(2025年6月24日)
- ANA燃油特別付加運賃について
- JAL国内線特典航空券 必要マイル数
- JAL国際線特典航空券 必要マイル数
- JAL国際線 燃油特別付加運賃
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- 1マイルの価値は1円ではない理由
まとめ
ANAは「固定チャートを読む」、JALは「最低値として読む」——この前提の違いさえ押さえれば、両社のチャートは怖くありません。数字は今後も改定されます。本記事は調査基準日(2026-06-10)時点の公式チャートに基づいており、発券前には必ず公式ページでの最終確認をおすすめします。
本記事の必要マイル数は2026年6月10日にANA・JAL公式サイトで確認した値です(ANA分は公式チャートとの機械照合で全項目一致を確認)。各社のプログラム改定により変わることがあります。調査基準日 2026-06-10。
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